【頸椎に対する評価とアプローチ~明日から使える整形外科の技術~】

頸椎の問題は上肢の痺れや筋力低下・感覚障害、頭痛、頭痛などの症状を起こします。しかし、なかなか触れ方について学ぶ機会が少ない部位でもあり、触り方も難しい部位でもあります。
頸椎の「捻じれ方の法則」からの逸脱や、左右の偏移、脊柱全体や体幹筋力との関係性の問題から、頸椎は神経を圧迫してしまったり、頸部痛が生じます。また、事故後の後遺症で多いむちうちの後遺症は社会的背景や靭帯損傷も複雑に絡んでおり慎重に評価を行っていく必要性があります。肩から腕にかけて痺れが出る胸郭出口症候群については3タイプ(斜角筋、胸鎖関節、小胸筋)の判別から各アプローチについても行っていきます。
今回のセミナーでは頸椎の触診技術から、神経や頸部周囲のトラブル、体幹と頸椎の関係性を解決するアプローチについてを実施していきます。

<講義内容>
・頸椎疾患(特徴、評価判別方法とアプローチ)
・頸椎の解剖学
・頸椎の触診・偏位の見方
・神経の触診
・姿勢から見る頸椎、全身との繋がり
・整形外科テスト(モーリーテスト、エデンテスト、ライトテスト、正中・橈骨・尺骨神経のスライド)

・評価:腹圧テスト、骨盤の偏移、姿勢(背臥位、座位、立位)、骨盤と頸椎の傾きの関係性、
・アプローチ(頸椎モビライゼーション、斜角筋リリース、胸鎖関節モビライゼーション、小胸筋リリース、体幹トレーニング、腕神経叢のストレッチ)


<今回の学びで対応できる症状>
・手の痺れ
・むちうち後遺症
・感覚低下
・筋力低下
・頸部痛
・胸郭出口症候群(3タイプ)